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エルドラント崩壊1年後 ルーク「俺はここでローレライを解放する!皆は早く脱出してくれ!」 ティア「ルーク!!!」 がばっ! ティア「はぁ・・・はぁ・・・また・・・またあの夢・・・」 エルドラント崩壊後ティアは毎晩のように夢を見る。 ルークがローレライを開放するため一人残るときの場面を。 アニス「おっはよう!ティア!」 ティア「アニス!どうしてユリアシティに?」 アニス「ローレライ教団再建のためにテオドーロさんに報告兼相談役として トリトハイム詠師のおつかい〜で、ついでだから顔出したんだ」 ティア「そう・・・久しぶりね」 アニス「もう最近は皆忙しくって会える機会なんて数えるほどだよ〜」 ティア「皆それぞれ国の重役な地位だもの。仕方ないわ」 アニス「そうだけど〜・・・それよりティア。シャワー浴びてたの?」 ティア「え、ええ。寝汗をかいちゃってちょっとね」 アニス「・・・・・・またあの夢?」 ティア「え!?」 アニス「どんな夢見てるか知らないけど、前遊びに来たときも汗びっしょりだったし それに・・・夜うなされてたし・・・」 ティア「そ、そんなことないわ。偶然よ。たいてい毎日は目覚めのいい朝よ」 アニス「声裏返ってるよ・・・ティア」 ティア「・・・・・・・・・」 アニス「ルークのことでしょ?やっぱり」 ティア「・・・・・・やっぱりわかる?」 アニス「アレから1年も音沙汰ないから、誰でも顔色見ればわかるよ」 ティア「・・・そ、そんなこといったってしょうがないじゃない! だって私、私ルークのこと・・・!」 アニス「ティア・・・」 ティア「ご、ごめんなさい。取り乱しちゃって。アニスもイオン様が 亡くなられてつらいのよね・・・」 アニス「へ、平気平気。それに今だってイオン様のためにこうやって ローレライ教団再建のために頑張ってるんだから」 ティア「そ、そうよね。私もがんばって協力するわね・・・」 ジェイド「ガイ、そこの資料を取ってください。あと、お茶ください」 ガイ「ま、待ってくれ!さっき頼まれた資料がまだ・・・」 ピオニー「おい、ジェイド。ガイラルディアはどこに・・・ お、ここにいたか俺のかわいいブウサギの散歩早くしろ!」 ガイ「いっぺんにいわないでくれー!」 ガイ「あーしんどい。これならファブレ公爵家の仕事が懐かしく思う・・・」 ジェイド「はっはっは。しかしあなたがファブレ公爵のところに仕える理由が もうありませんしねぇ」 ガイ「・・・嫌なこと言うなよ。それを認めちまったらルークはもう 帰ってこないと認めたようなもんだろ」 ジェイド「そういう勝手な解釈をされては困りますね。私もルークが 帰ってくるのを願っていますよ」 ガイ「・・・・・・そうかい」 ぐいっ! ジェイド「おや貴方が酒をそんな乱暴に飲む方とはしりませんでしたねえ」 ガイ「俺だってやけ酒飲むときだってあるさ・・・」 ジェイド「まあ、たまには付き合って差し上げましょう」 ガイ「あんたも珍しいな・・・」 ジェイド「そうですか?いたって普通ですよ」 ナタリア「お父様!2年後にルークの墓の前で成人の儀をとり行うなんて本気ですの!?」 インゴベルト「そうはってもナタリア。ルークはもう1年も帰ってこんのだ 仮に作った墓の前でせめて弔いの気持ちで・・・」 ナタリア「ルークは戻ってくるとわたくし達と約束しました! ですからそのようにルークが死んだと決めつけないでください!」 インゴベルト「ナタリア・・・気持ちはわかる。だがそう決まったのだ。 シュザンヌも合意したことだ」 ナタリア「・・・・・・・・・・・・・・・・・」 インゴベルト「成人の儀までに帰ってきたらもちろん廃止にする。 そのときはかわりに盛大に帰還を祝ってやるつもりだ。だから ナタリアもそういうことで納得してくれ・・・」 ナタリア「・・・わかりましたわ・・・」 ティア[ 1年経って少しは私も落ち着いてきた。だからこんどは私がルークの 変わりに日記の続きを書くことにした。 勝手に書いたら怒られてしまうかもしれないけどルークのためだし 仕方ないわよね。 皆は戦争とは無縁な世界にしていく努力を惜しまず毎日のように 働いている。 キムラスカ、マルクト両国はあれ以来友好関係を続けていて ダアトもローレライ教団復興のため] ティア(あ・・・また報告書みたいってルークに言われちゃうな・・・ もう1年・・・帰ってこないと思ったことは一度も無かった。 だけど・・・不安と恐怖が毎晩襲ってくる。 ルーク・・・あなたの日記の意味・・・本気にしていいのよね。 早く帰ってきてよ・・・ばか・・・ばか・・・・・・・・ばか) エルドラント崩壊2年後 アニス「ティア!早く!」 ティア「ま、待ってアニス!そんな急ぐと服が・・・」 アニス「何いってんの!ローレライ教団再建祝いの式典に主賓が 遅れたらみっともないでしょー!」 ナタリア「遅いですわ・・・何していらっしゃいましたの」 アニス「ティアが〜服が派手だから着るの嫌がって説得に時間がかかったの〜」 ジェイド「ほう、なかなかいいじゃないですか」 ガイ「ああ、綺麗だぜティア。ルークの奴がみたら固まるぜ」 ティア「そ、そう?そうならいいんだけど・・・」 ガイ「こうやって集まれるのはこうゆう国クラスの式典ぐらいだな」 ジェイド「まあしかたないでしょう。皆住む国が違うのですから」 ナタリア「わたくしなんか最近暇も無くて疲れますわ」 ピオニー「おいジェイド!ガイラルディア!こっちに来い!」 ジェイド「酔った陛下の相手は疲れますね・・・」 ガイ「やれやれ・・・」 アニス「・・・ねえねえちょっといいかな二人とも」 ナタリア「なんですの?」 アニス「いいから!」 ナタリア「まあ!ダアトにこんな見晴らしのいい場所があるとは知りませんでしたわ」 アニス「イオン様に教えてもらったの。ダアトの夜景はここが一番だって・・・」 ティア「・・・アニス・・・コレを見せるために?」 アニス「うぅん・・・ちょっとティアに聞きたいことがあって」 ティア「なに?」 アニス「あのさあ・・・ルークとやったことある?」 ティア「・・・?・・・なにを?」 アニス「なにって・・・セック・・・」 ナタリア「ア、アニス!いきなり貴方は何を!」 アニス「真面目な話なんだってばー」 ティア「ちょ、ちょっといきなり何!?」 アニス「大真面目なんだってば!教えて!」 ティア「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3回」 ナタリア「てぃ、ティア・・・あ、あ、ぁなたばそんな真剣に答えなくてぼ・・・」 アニス「声裏返ってるよナタリア・・・・・・・・・そっかしたんだ〜」 ティア「な、なんで聞いたのよ!」 アニス「ん〜とね、ティアが妊娠してたらよかったな〜って」 ティア「えっ!?」 アニス「ルークが生きていたって「証」として残ってたらよかったなって。 ぜんぜん帰ってこないんだもん。赤ちゃんのひとりでも生まれてれば みんなだって帰ってくるのをまだちゃんと信じてたかもしれないし」 ティア「・・・アニス・・・」 アニス「は〜ルークもこういうことはちゃんと避妊か・・・」 ティア「・・・旅の最中お腹大きくなったら困るでしょ・・・」 ナタリア「ティア・・・そんなリアルに言わないでくださいませ・・・」 アニス「はぁ・・・ティアのシングルマザーってのも見たかったな」 ナタリア「あら、結構似合ってそうですわね」 ティア「か、からかわないでよ!」 ティア[今日は教団再建の祝いの式典があったの。だから暗い顔しないで 明るい顔を作ったつもり。でもちょっと服が派手よね。またピオニー陛下 から送られてきたけどちょっとやりすぎだと思った。アニスが似合うって言うから 着ていったけど、やっぱりはずかしい。大佐たちも似合うといってくれたから 内心ほっとした。 その後アニスに子供できてれば〜っていわれたの。本心でいうと私も ほしかった。ルークの子供だったらかわいいだろうし、ほしかったな] ティア(少しは日記らしくかけてきてるわよね。でも・・・みられたらはずかしいな・・・) エルドラント崩壊3年後 ナタリア「お父様・・・あの・・・ルークの成人の儀わたくし行きたくありませんの わがままですがお許しください・・・」 インゴベルト「・・・そうか・・・仕方ないだろうな・・・王女が出席しないのは 困ることだが・・・皆もわかってくれるだろう」 ナタリア「ごめんなさい・・・お父様・・・・・・・・・ティアに会ってきますわ・・・ 一番苦しんでいるのはティアなのですから・・・」 ナタリア「船・・・遅いですわね・・・」 アニス「ナ・・ナタリアー!」 ナタリア「アニス!どうしましたの!?そんなあわてて」 アニス「ぜぇ・・・ぜぇ・・・はぁーはぁー・・・・・・ユリアシティでティアが いなくなっちゃたの!マルクトにもいないらしいし・・・・・・」 ナタリア「まあ!・・・となると・・・あそこしか考えられませんわね・・・」 アニス「・・・タタル渓谷・・・?」 ナタリア「ケセドニア行きの船に乗りましょう!一番近いですわ!」 アニス「うん!」 マルクト兵「大佐!このモニターを!」 ジェイド「どうしました」 マルクト兵「タタル渓谷付近で第七音素と音素振動数が完全一致の正体不明の物質 が超振動を起こし同じく音素振動数が同じものが構築されています」 ジェイド「!・・・・・・これは!・・・やはり・・!」 マルクト兵「構築スピードから計算すると夕方ごろには構築が終了するかと・・・ 陛下に緊急で知らせましょうか?」 ジェイド「いえ・・・私が自分で確認に行きます。その後私から陛下に報告します それとあなた、私とガイラルディア伯爵のファブレ公爵家の 成人の儀は欠席ということにしてください」 マルクト兵「わ、わかました」 ジェイド「ガイ!あなたアルビオール操縦できますよね確か」 ガイ「ん?ああ、ノエルに習って少しなら・・・それより早くしないと ルークの成人の儀に遅れちまうぜ」 ジェイド「それですが、欠席します。あなたも」 ガイ「はぁ!?」 ジェイド「ティアがタタル渓谷にいるかもとアニスから伝書が届きまして・・・ ティアが心配です。行きましょう」 ガイ「・・・わかった。そういうことならしかたないな。それに本当は成人の儀 なんて出たくなかったしいいさぼり理由が出来た」 ジェイド「丁度いいですね。格納庫にアルビオールの量産型があります。 行きましょう。(ルーク・・・やはり帰ってきましたか) ガイ「・・・?なんで笑ってるんだ」 ジェイド「いえいえ、さあ行きましょう」 ざっざっざっざっざ ティア(懐かしいな・・・ここ来たの3度目かな 1度目は事故で・・・2度目は崩落を防ぐため・・・ どっちも・・・あの時はルークがいた・・・・・・) ティア「この岩・・・座るのに丁度良さそうね」 どさっ ティア「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 波が聴こえてきた。 虫が鳴いている。 風が走っている。 自然のリズムに合わせて私も・・・譜歌を歌い始めた。 エルドラントまで届くように願いを込めて。 ナタリア(いましたわ) ジェイド(・・・・・) アニス(ティア・・・) ガイ(今はまだそっとしとこう) ティア(みんな・・・来たんだ・・・・・・やっぱりルークのお墓なんて見たくないものね だから私は今、歌ってる。ルークが帰ってくるのを切に願って) EDに続く・・・ アニスって、ティアにすごい事を聞くな。 -- 無季 (2011-07-24 19 33 11) 名前 コメント
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やっぱティアが一番好きですね。 -- 蚊 (2006-10-16 21 34 56) 名前 コメント
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ルーク「うーん…」 ジェイド「おや、どうしたんですか難しい顔で。腹でも下しましたか?」 ルーク「なんでそうなるんだっつーの!ちょっと、ティアのことを考えてたんだ」 ジェイド「ほう」 ルーク「…あのさ、ティアって…処女じゃないのかな」 ジェイド「…は?」 ルーク「いや、だってさ、さっきのユニなんとかって、あれがティアに攻撃してきたから」 ジェイド「…ははははは」 ルーク「わ、笑うなよ!」 ジェイド「いや、失礼。そうですね…。こればかりは私にもわかりません。ただ本人に聞けば簡単にわかると思いますよ」 ルーク「いや、でもよ…こういうの聞くのって、失礼じゃないのか?」 ジェイド「どうでしょうねぇ。私には何とも。それでは〜」 ルーク「あ、ジェイド……何だってんだ」 ガイ「どうしたルーク。珍しく悩んでるなあ」 ルーク「いや、ちょっとティアに聞きたいことがあるんだけど…」 アニス「ああ、ユニセロスのこと?確かに気になるよねぇ」 ナタリア「そういえば、ティアも何か気付いたようなそぶりでしたわね」 ルーク「うん…でもあいつ、あんまり体調良くないしさ。込み入った話してもいいのかなって」 アニス「悩むな。体当たりで!」 ガイ「そうだな。一人で考えててもわからないし。聞きたいことがあるなら聞くべきさ」 ルーク「うーん。わかったよ」 ルーク「あ、ティア…」 ティア「なに?」 ルーク「体…大丈夫か?」 ティア「もう…そればっかり。さっきも言ったけど、前はただ疲れが溜まってただけだと思うから。今は平気よ」 ルーク「うん。でも心配でさ」 ティア「ルーク…ありがとう」 ガイ(お、何だかいい雰囲気じゃないか) アニス(これはもしかして…) ナタリア(こ、こんなところで盗み聞きなんて、いいのでしょうか…) ルーク「それでティア。あの…ちょっと聞きたいことがあって」 ティア「? どうしたの?深刻そうな顔で。体なら…」 ルーク「いや、そうじゃないんだ。本当はこういうの、良くないと思うんだけど。でも気になるんだ。もう…我慢できないんだ」 ティア「……え?」 ガイ(おっと…これはもしかすると、もしかするぞ) アニス(キャー☆ まさかコクハク?) ナタリア(え、えええええ?) ルーク「どうしてもティアのことが気になるんだ。だから…聞いてもいいか?」 ティア「え、ええ…(ちょっとルーク、え、もしかして…でも私はそんなんじゃ…見ていないと不安なだけで… でもそれなら、いつだって見限ることができたし…あれ…私ルークのことが…?) ルーク「あのさ…(///)」 ティア「…………(///)」 ルーク「ティアって、処女じゃないのか?」 ティア「………!」 隠れて見ていた一同「!!!!!!」 ルーク「いや、あの…ユニセロスが…」 ティア「ば、ば、ば、ばかーーーーーーーっ!」 ルーク「! あ、ティア…」 アニス「最っ低」 ルーク「うわ! な、何だよお前ら」 ナタリア「あなたは変わってしまったのですね…」 ガイ「ルーク、あまり幻滅させないでくれ…」 ルーク「な、何だよ! お前らが聞けって言ったんじゃないか! お、俺は…俺も悪かったかもしれないけど…」 アニス「こんなバカ放っておいて、みんな行こ」 ルーク「な、何なんだよ! 訳がわからねえ…」 ティア「…ばか…」 ジェイド「おや、ご立腹ですねぇ」 ティア「た、大佐!?な、何でもありません」 ジェイド「ルークのことでしたら、彼は彼なりにあなたのことを心配していましたよ。ま、ちょっとズレていましたが」 ティア「え…大佐?」 ジェイド「彼はユニセロスをユニコーンと勘違いしていたようです」 ティア「!……だったら、教えてあげてもいいじゃないですかっ!」 ジェイド「いえ、私にもあなたのプライベートのことはわかりませんでしたので。ちゃんと教えてあげましたか?」 ティア「…失礼しますっ」 ジェイド「…おや。いやー、若いですねぇ」 ティア「……ルークっ!」 ルーク「あ、ティア!あの…ご、ごめん!やっぱり聞いちゃダメなことだったよな。それなのに俺…あんな最低なこと…」 ティア「…そうね。最低だわ。あなた」 ルーク「…………」 ティア「…違うわ」 ルーク「え?」 ティア「だから違うって言ってるの!その…し、したことなんて、ない」 ルーク「え、あ、そう、なのか…じゃあさっきのユニなんとかは…」 ティア「あれはユニセロス!ユニコーンじゃないのよ」 ルーク「あ、あれ? もしかして俺…」 ティア「…勘違いよ」 ルーク「あ、ああ、なんだ。…でもやっぱり、ごめんな」 ティア「……もういいわ。確かに紛らわしいし。でもこれからはちゃんと覚えて」 ルーク「うん。ごめん」 ティア「で、ガイがどこにいるか知らない?」 ルーク「あ、ああ。怒ってどこか行っちまった。俺が最低なこと言ったから…また、見捨てられちゃったのかな…はは」 ティア「大丈夫よ。私がちゃんと説明しておくから。ほら、しっかりして」(まったく、何を教育してたのかしら。最低なのはガイじゃない) ルーク「…うん」 ルーク「結局、どうしてユニセロスが怒ってたのかはわからないまま、か… 」 名前 コメント
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「あ~、まだかよ!」 「おいおいルーク、少し落ち着けよ。今助産婦さん来たばかりだろ」 「そうですわよ。少しは父親らしくなさい!それでも王族の血を引く者ですの?」 「だぁ~、こんな時に説教かよ!だってティアあんなに細いんだぞ!難産になるって言われてたし…」 「確かにティアは細いですからねぇ。ルークの心配はもっともだと思いますよ。ただその格好は…どうでしょうねぇ…」 「へ?いや、頭にタオル巻いたら気合い入るかな~って…」 「お前に気合いは必要ないだろ…」 「ホント…ルークって馬鹿ぁ?」 「う、うるせぇ!…着替えりゃいいんだろ着替えりゃ!」 「完全に舞い上がってるな、ありゃあ…」 「ムリもありませんわ。2人ともすごく子供を欲しがってましたから」 「フム…2人の子供なら研究対象としても魅力的ですからね…ルークの超振動にしても、ティアの譜歌にしても、子供に遺伝するのかどうか、是非とも調べたいですねぇ。確かルークはマルクト軍にさらわれたと言い聞かせられていたんでしたねぇ」 「はうあっ!大佐、目が本気ですぅ」 「旦那なら本気でさらいかねないな…(ルークがいなくて助かった…)」 「そ、そう、ですわね…」 「ん?なんだ、静まり返って気持ち悪いな…まさかティアに何かあったのか!?」 「…チッ、ティアティア言いやがって」 「まあまあアニス、今日ぐらいは多目にみてやれよ」 「おや、そろそろ慌ただしくなって来たみたいですねぇ…ルーク、隣に付いていてあげなさい」 「わ、わかった。じゃあ行ってくる!」 数時間後… 「皆様、お入り下さい!元気な男の子です。母子共に健康ですよ」 「やっとか…」 「長かったですわね…でも無事で良かったですわ」 「うぅ…もうアニスちゃん限界」 「やはり長丁場になりましたか…では行きましょうか」 「オギャア、オギャア…」 「まあ可愛らしい!ティア、頑張りましたわね」 「ありがとう、ナタリア」 「なあ、なあ可愛いだろ?どっちに似てると思う?やっぱティアか?」 「ルーク…お前な…」 「さっきからずっとこうなのよ…ハァ…もういいかしら、お父さん?あんまり外の空気に触れさせるのは良くないわ」 「お、お父さん?オレ?そっか…オレ、父親になったんだな」 「ルーク…あなた泣いてるの?」 「いや…ティア、ありがとう」 「ルーク…うぅん、私こそ、あなたが隣にいてくれたから…」 「チッ…」 「まあまあ…そう言えば2人とも、名前は決めたのか?」 「そうですわ。王族にふさわしい気品溢れる名前にしませんと」 「名前は…もう決めてあるんだ…こないだ2人で話し合ってさ」 「で、どんな名前なの?」 「…イオン」 一同「!!」 「…いい名前だな」 「うん…」 「そうですわね…」 「いやぁいい名前ですねぇ」 「アイツは、誰よりも優しい奴だったから…そんな子になって欲しくてさ」 「…私が今ここに居られるのは、イオン様のおかげですから。それに…」 「それに?なんですの?」 「い、いえ、何でもないわ」 「…では、私達はそろそろ失礼しましょうか」 「だな」 「ですわね」 「じゃあね~2人とも。ルークもちゃーんとパパするんだぞぉ」 「みんな…ありがとう」 「なあ、ティア」 「何?」 「さっき何か言いかけてただろ?何を言おうとしたんだ?」 「…覚えてる?チーグルの森に行った時の事」 「ああ。あそこでイオンと会って…」 「私ね、あの森でイオン様を気遣うあなたを見て、あなたが本当は優しい人なんだってわかったの…」 「それまでは、買い物の仕方も知らないし、人に物を頼むのにいきなりミソくれだなんて言い出すし…自己中心的だし…早くバチカルに届けてしまいたいと思っていたの」 「まあ、酷かったからな。オレ…」 「タルタロスで初めて人を斬って震えていたあなたに、私は随分厳しい事を言ったわ」 「うん。あの時、ガイとイオンだけがオレの味方だと思ってた。けど、その後ティアがオレをかばってくれただろ?その時思ったんだ。こいつも根は優しいんだって」 「私ね、前にイオン様に言われた事があるの。私とあなたは似たもの同士だって。だからルークの気持ちは私が一番よくわかる筈だって。」 「意地っ張りだからな。オレ達…」 「でもあなたは変わったわ。私、変わっていくあなたを見て、羨ましかった。私は、人に心を開くことに慣れていないから…」 「でも、オレには心を開いてくれただろ。ティアの口から、師匠と戦いたくないって聞いたとき、すごく嬉しかった。やっとティアが本当の事を話してくれたから…」 「私も、教官と最後に戦った後、あなたが1人だけ泣いてもいいって言ってくれたとき、すごく嬉しかったわ」 「あの時あなたは、皆の方がよっぽど私の事を分かってるって言ったけど…私はあなたの言葉に救われたわ」 「アイツは、オレと同じレプリカなのに、その事実を受け止めて、自分だって辛かったはずなのに、オレのために…オレが答えを出せるように…最後まで笑ってた…イオンは、いつもオレ達のことを見ていてくれたんだな…」 「だからね、イオン様のおかげで、私たちここまで来れたのかなって…」 「イオン…喜んでくれるかな」 「えぇ、きっと…」 「この子が大きくなったら、ダアトに連れて行こうな」 「ええ。イオン様に恥じない様に、いい子に育てましょう」 「ティア、これからもよろしくな。」 「ルーク…ええ…」 「もう寝ようか」 「ルーク…キス、して」 「うん…」 「お休み…」 子供の名前はアッシュでもいけると思います!! -- ぼたもち (2006-07-19 13 08 18) マジでこれいい!ここまでの流れが入ったゲームが欲しいですよ!まったく・・・・・ラブラブなんだから!!!^^-- 瑠紅 (2006-09-17 14 15 02) ストーリーにこの話入れたい!、アビス2って感じで♪ -- 魅紅流 (2006-12-17 19 29 02) いやぁ*****もう萌え死ぬかと思って撃沈・・・(´▽`*) -- :xえくせるx: (2007-03-28 16 48 05) 子供の名前アッシュはティアやナタリアに、 怒られるぞ。 -- 無季 (2011-07-22 17 12 30) 名前 コメント
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ルーク「…ティア…」 ティア「…ルーク…」 アニス「…って、見つめ合ってるだけかいっ! 抱きしめて接吻くらいかましとけ!」 ジェイド「アニス、本性が出てますよ」 アニス「そんなことありません!大佐ぁ、私はいつでも可愛いアニスちゃんですよぉ☆」 ジェイド「おや、そうでしたか。可愛いアニスちゃん♪」 アニス「…なんかすっげームカツク」 ガイ「ははは…まあ、あれ位があの二人らしいんじゃないか?」 アニス「そんなゆーちょーなこと言ってるとあの二人、老後になっても何もしないまま終わりそう」 ガイ「…確かに」 ジェイド「そうですねぇ。アニスがトクナガを操って、二人の背後から押してみる、というのはどうですか?」 アニス「む。名案です」 ナタリア「まあ! いけませんわ、そんな…」 アニス「とか何とか言っちゃって。ナタリアだってあの二人が抱きついてちゅーしてるところ見たいでしょ?」 ナタリア「…ま、まあ、そうですわね」 ガイ「否定しないのか…」 アニス「では大佐!さっそく行ってまいりまーす!」 ジェイド「うむ!無事を祈ってますよ」 ガイ「やれやれ」 ルーク「…………」 ティア「…………」 アニス(…ふむ。二人の世界に入っててこっちには気付いてない。…なんかムカツクけど。 よし、トクナガはルークの背後に。私はティアを……) ルーク「…………」 ティア「…………」 アニス「どーん!」 ルーク「おわっ!」 ティア「きゃっ!」 がちーん! アニス「…? がちん?」 ガイ「…また派手にぶつかったな…歯が」 ジェイド「タタル渓谷に響き渡りましたねぇ」 ナタリア「…ロマンティックも何もありませんわね…」 ガイ「『てぃっく』ときたか」 ティア「…~~~ッ」 ルーク「…ってぇー!アニス!突然何すんだよ!…おわっ!口切れたじゃねーか!」 アニス「あ、あははは……失敗失敗☆ …ああっ! ティアティア、口にルークの血が付いてるよ♪」 ティア「!」 ルーク「あ、ティア、ごめん…今拭ってやる」 ティア「!!!」 アニス(おわ~…ティアの唇を指で拭うなんてだいたーん。ある意味成功?) ルーク「ほら、取れた」 ティア「…あ、ありがとう…」 ルーク「ぺろっ」 ティア「!」 アニス(うわ! 指についた血を舐めた! これってある意味間接キス!?) ティア「……それで?アニス、何だか楽しそうだけど…?」 アニス「へっ!? い、嫌だなぁ、楽しくなんか……」 ティア「…そこまでよ!」しゅぴーん! アニス「あわわわわわ、ティアティア、落ち着いて…! これは大佐が…」 ティア「天地に散りし白き光華よ。運命(さだめ)に従いて、敵を滅せよ…」 アニス「はぅあ! ももももしかしなくてもこれって二周目!?」 その後、アニスの行方を知るものは誰もいなかった…… 2周目とはねー -- アック (2006-05-27 08 24 11) ルークの行動がいい!-- 瑠紅 (2006-09-21 21 34 57) 絶対無意識ですねこのひとは。まあそれがおもしろいのですが -- 条威 (2008-04-09 12 59 48) アニスは一体何処に、消えたんだ? -- 無季 (2011-07-25 18 19 16) 名前 コメント
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直接投下作品 説明 スレにSSを投下しにくい場合などにどうぞ。 作成する場合は新規作成から 「SS/直接投下/タイトル」でページを作成。 編集後はこのページからリンクを張っていただけると助かります。 リンクを張る場合は [[SS/直接投下/タイトル]]、[[タイトル SS/直接投下/タイトル]] でできます。 作品 if融合体 君に歌う歌 ミルキーウェイ turning point The day will begin.